
こんにちは!ベビー用品販売員歴11年目のちゃこまる。 (@chacomaru_baby) です!
赤ちゃんが生まれて最初に迎えるお正月をお祝いするのが『初正月』です。
- 『初正月』という言葉を聞いたことがない
- 意味は知っているけど、羽子板・破魔弓の必要性がわからない
- 自分の親に『初正月はどうするの?』と聞かれて困っている
- 羽子板・破魔弓を買ってもらうのは良いけど、部屋の雰囲気に合わない
- おしゃれなものがあるなら知りたい
こんな悩みに遭遇しているママさんパパさん、実はたくさんいるんじゃないでしょうか?

私のお母さんが『用意しなくちゃ!』って慌ててるんだけど、そんなに重要なの?

私も実際お店に立っていて、おじいちゃんおばあちゃんが慌ててるのたくさん見てきました。
赤ちゃんが生まれると、節句行事として雛人形や五月人形の準備が先に思い付きそうですが、『初正月』を重視しているおじいちゃんおばあちゃん世代は多いです。
女の子には羽子板を、男の子には破魔弓を用意して11月中旬から1月中旬までお部屋に飾ります。

自分も親になったこの機会に、ちゃんとイベントごとを知っておかなきゃね!

でもさ、買ってもらっても部屋に合わなそうだから気が進まないんだけど…。ママ友も置く場所に困るって言ってたよ。

そう言われる方、すごくたくさんいらっしゃいます…。
お祝い事なので買ってもらえるのはありがたいんですが、デザインや置く場所って自分の親はあまり気にしてくれないんですよね。
羽子板や破魔弓を飾るのは実家ではないんです。ママさんパパさん赤ちゃんのお家です。イベントを大事にするのは素敵なことですが、身内から望んでないものを贈られるのは正直しんどいです。
しかし、今ではお部屋の雰囲気を壊さないおしゃれなものがたくさんあるので、まずはママさんパパさんが学んで自分のお父さんお母さんに知ってもらいましょう!
- 初正月とはどんなイベントなのか
- 自分達に羽子板・破魔弓は必要なのか
- 購入の際に気を付けるポイント
- 最近のおしゃれな羽子板・破魔弓
羽子板・破魔弓はもらうと困る?もらう側の気持ちとは

羽子板や破魔弓、ひな人形や五月人形は昔ながらの伝統を受け継いで作られているものが多く、和室に飾るとしっくりくるイメージですよね。
しかし核家族化が進んでいる現代、和室がない家も多く、アパートやマンション住まいで飾るスペースに頭を悩ませている方がたくさんいます。
それでもパパさんママさんの意思とは裏腹に、両親から知らぬ間に贈られて来たり、勝手に用意されていたり…と悲しい現実が。
そうなるとリビングや玄関に仕方なく飾ることになり、次の年からは飾らなくなるというご家庭も増えてきます。

せっかくのお祝い行事なのに悲しいですね…。

もっと私たちの意見を聞いてくれたり、今の時代に合った物に目を向けたりしてくれたらいいんだけど…。

それに、なんで羽子板や破魔弓が必要なのかよくわかんないよね。
赤ちゃんの誕生を祝い、初めてのお正月を迎えることはとても嬉しく家族にとって喜ばしいことです。
しかし、羽子板・破魔弓の持つ意味をパパさんママさんに伝えていない(教えていない)おじいちゃんおばあちゃん世代の方が多いのではないでしょうか。
意味を理解して贈られるのと、訳もわからず『そういう伝統(習わし)だから』と贈られるのでは受け取る側の印象も違ってきます。

なのでこの機会に羽子板・破魔弓の持つ意味や、今後どう飾っていくかを一緒に学びましょう!
初正月に羽子板・破魔弓を飾る理由・意味・由来


最初にもお伝えしましたが、女の子には羽子板を、男の子には破魔弓を用意します。
羽子板の意味
女の赤ちゃんの無病息災のお守りとして用意する古くからの習わし。邪気をはね(羽根)のけ、景気をはね(羽根)上げると伝えられる。
羽根の先の黒い玉は『むくろじ』という大きな木の種で『無患子』と書き、『子供が患わない』という意味が込められている。
破魔弓の意味
魔除け、厄払いのお守りとして用意する。
男の子の元気な成長を願い、お正月の縁起の祝い物として飾る。
どちらも『たくさんの期待と希望を込めて新たな生命の誕生を祝う』ために赤ちゃんに準備するものです。
雛人形や五月人形も、『子供の身を守る』願いが込められているのですが、あくまで人形や兜・鎧は『身代わり』の意味で使われています。
羽子板・破魔弓は年末年始の慌ただしい時期に、抵抗力のまだ少ない体の弱い子を思って作られたものになります。
なぜお正月?
新春の占いや厄払いが始まり
今も初詣に行けばおみくじを引いたり、厄払いをしたりしますよね?
新しい年に新たな期待や希望を込めるのは昔から何も変わりません。ましてや待望の赤ちゃんが初めて迎えるお正月です。盛大に赤ちゃんの未来に願いを込めてお祝いしたいという気持ちの表れです。
飾り始める時期&いつまで(何歳まで)飾る?

飾る期間は11月中旬
一般的には11月中旬から飾り始めます。11月になるとお店にも続々と入荷してきます。
片付ける時期は1月15日以降と言われていますが、子供の無病息災を願うものなので1年中飾っていても問題ないと言われています。

『出しっ放しは良くない』と耳にすることがあるかと思いますが、羽子板・破魔弓に関しては間違った情報です。
雛人形や五月人形を片付ける時期と情報が混ざってしまっているだけだと思われます。
その後の雛人形・五月人形を飾るときにも一緒に飾る風習もあるので、そこまで出したままでもよいですし、1度しまうなら天気の良い乾燥した日にしまって下さい。

防臭剤は少なめに(1.2個が目安)、しまう場所は湿気の少ない所が基本です。
ただ注意して欲しいのは、羽子板には樹脂が使われているものがあります。その場合は防虫剤ではなく鷹の爪を2~3個入れましょう。
飾る子供の年齢は?

ちなみに、子供が何歳になるまで飾るものなの?

かつては15歳まで飾ると、羽子板・破魔弓の役目は終わったと考えられていました。
しかし今では18歳か20歳をめどに役割を終えると考えられています。お子さんが自宅を離れるタイミングで人形供養という形で手放すことを頭に入れておいて下さい。
ずっと持っていたいと考える方もいると思いますが、収納スペースもとるし、お手入れをしないと劣化します。手放そうと決めたら、自宅近所の神社などに問い合わせたりしてお焚き上げをしてもらって下さい。

のちに生まれる孫に…という考え方はなるべく持たないようにして下さい。
1人に対して1つを基本です。『その子のため』に用意するので、代々受け継ぐものではないという事をこの機会に学んでいただけると嬉しいです。
羽子板・破魔弓は誰が買う?

どっちの親が買うか問題

このお悩み、お店でもよく伺います。
昔は女性が男性の実家に嫁いで行き男性の両親と同居するというのが主流。
『結納金』を男性の実家が出し、『嫁入り道具』として羽子板・破魔弓を女性の実家が持たせるという形だった。
そもそも羽子板・破魔弓は『嫁入り道具』という位置づけなんですよね。

だからうちのお母さんが慌ててたんだね。
そしてママさんのお母さんが出産準備や産後のお世話をする事が多いので、距離感の近さからママさんの実家側が用意する傾向があるのも事実です。
のちに雛人形や五月人形は誰が買えばいいのか問題も発生すると思います。調べると同じようにお嫁さんの実家側が用意すると出てくることが多いです。

お客さまからお話を伺っていると『義実家の手前、いい物を買わないと…』とおっしゃる方が多すぎます。

見栄の張り合いじゃないんだし。だったらめんどくさいからやらなくていいんだけど…。
本来、生まれた赤ちゃんの『無病息災を祈る・健やかな成長を祈る』ための準備です。面倒に感じてしまったら辛すぎます…。
雛人形についても詳しくお話させて頂いてます→こちら!
現在は折半が一般的
しかし今は両家で折半が浸透してきました。10年間たくさんのお客さまとお話をしてきて、折半の仕方も各ご家庭で色々な形があります。参考までにご紹介すると、
- 実際に現金を半分ずつ出し合う
- 羽子板・破魔弓を買う側と雛人形や五月人形を買う側を分ける
- ベビーカーやチャイルドシートを買う側と節句関係を買う側を分ける
- 雛人形や五月人形を買う側と小学生になるときにランドセルを買う側を分ける
こういった家族の協力の形が多い印象です。『分ける』と言ってしまうとカチッとし過ぎているように見えますが、お子さまが成長していく過程で自然と分かれていくという感じです。

私の場合は、産後のお世話は全て自分の母親で、息子と娘の節句人形は義両親が用意してくれました。
なので、決まりはありません。昔ながらの考えにとらわれずに今は柔軟に両家により良い形で赤ちゃんを迎えてお祝いしましょう!
実際あった購入時のトラブル

販売員を10年していて驚いたエピソードをお話させて下さい。
受け取り拒否
おじいちゃんおばあちゃんが羽子板・破魔弓を購入し、商品の受け渡しは配送を選択。
後日配送会社からおじいちゃんおばあちゃんに商品が戻されて、その羽子板・破魔弓を持ってお店に返品しに来られたんです。

事情を伺うと、『受け取り拒否』で戻ってきたから返品したいとおっしゃってました。
この事例は贈る親子間の関係性にもよりますが、買う前にもう少し何とかならなかったのかなぁ…という印象を受けました。

受け取るだけ受け取ったらいいのにね?ダメなの?

一度受け取って、着払いで返す人もいました。後日おじいちゃんおばあちゃんが渋々返品に来ていました。
レジで返品手続きしている時間が、非常に気まずい…。なんて言ったらいいかもわかりません。
受け取った側がお店に返品

羽子板・破魔弓を受け取ったママさんパパさんが返品を希望するパターンもあるんです。
配送で受け取り拒否をするのと別バージョンで、受け取った後に販売店を確認してママさんパパさんが返しに来ることがあるんです。配送伝票にはお店の名前も入ってくるのでどこで購入したのかわかるんですね。

好みじゃないから、これと同じ金額の違うものと交換して欲しいんだけど。うちの親が買った情報は調べればわかるでしょ?

えっ!(そんなのダメに決まってるじゃん!!!無理だってば!)
心の中で大きく叫びました。すみません…。でもダメです、本当に。
あくまで購入された方がレシートを持ってきて、事情を伺った上でやむを得ず返品を承ることは稀にありますが、基本的に節句人形系は返品交換は受け付けていません。
購入時にもご説明はさせて頂いていますが、贈られた側が『交換して欲しい』と言ってくることは実際あります。

頂いた物と赤ちゃんの写真を撮っておじいちゃんおばあちゃんに送ったりしないのかな?家に来たりしないのかな?
と不思議で仕方ない気持ちを押さえつつ、丁寧にお話をしてお断りをさせて頂きます。ましてや、本当の親子か調べる方法も私たちにはありませんしね。
これは羽子板・破魔弓や節句人形に限ったことではありません。洋服などを送られてきた場合にも
- ここのお店の商品だよね?好みじゃないから、同じ金額の物と交換して
- もらったんだけどサイズが合わないから交換して
などと言われることもあります。
店頭で親子喧嘩勃発
タイトルそのまま、売り場で言い合いが始まるパターンですね。好みがわかれてしまい、お互い譲れなくなってしまうと起きることがあります。
- 『ねぇ!店員さんはどっちがいいと思う?』
- 『こっちの方が売れてるよね?』
- 『だから要らないって言ってるじゃん!』
- 『お金出すのはこっちなんだよ!』
- 『だったら現金でちょうだいよ!』

や~め~て~!!!
巻き込まれたときには、私もメンタル崩壊です。赤ちゃんが一緒に来ているときが本当に切なくなります。
ベビーカーでスヤスヤ寝ている間に言い合いが行われていたり、起きてグズグズしてしまうと余計に大人がヒートアップするときもあります。

そもそも誰のお祝いですか!!!落ち着いて下さい!
と、言いたい気持ちをぐっと抑えて皆さんの間に入ります。だいたい、お互いの言い分を全部伺ってスッキリしただろうタイミングで、【一旦食事をとる】ことをご提案します。

赤ちゃんのためのお祝いなわけであってここで揉めちゃうのは悲しすぎます。そして実際飾るのは娘さん(息子さん)のお家です。お食事でもしてゆっくりお話してみてはいかかですか?
と言わせて頂いたことが実はたくさんあります。その食事中にお話がまとまることもあるし、もしくは後日また来店して下さいます。
大体みなさん前回のことは謝ってくれますが、再度来店した時にはお目当ての物が売り切れてた!という新たな問題が出たりもするので、気を付けてもらいたいところです。
部屋に合わない・スペースを取られる・飾らなくなる問題

ここまで初正月について学んできて、実際選ぶ時に困るのが『どんなものを買うか』ですよね。
正直、昔ながらのデザインは好き嫌いがハッキリ分かれます。

買ってもらうのはいいんだけど、今のうちの部屋に合うと思えないんだよね。
今は核家族が増えていて、限られたスペースで子育てをしている方が多いです。大きくて立派なものを購入されても困ってしまう方はたくさんいます。
他にも、結局買ってもらったけどお部屋の雰囲気に合わないから1回飾っただけであとは収納したまま…というご家庭も多くあるようです。
昔からの技術で作られた伝統工芸品なので素晴らしい物なのは頭ではわかっています。しかし実際問題、毎日過ごすお部屋の雰囲気は壊したくありませんよね。

すみません。私も数回飾ったきり出してません…。
我が家の場合は羽子板を親戚から頂いたんですが、羽子板に付いている女性のお顔を怖がって娘も息子も近寄らなくなってしまったんです。なのでガラスケースにタオルをかけて隠したりもしていましたね。

お祝いの意味なのに隠すって悲しすぎる。でも確かにお顔が苦手なのもわかる気もする…。

実際お店でも昔ながらの商品はあまり売れなくなり今はとにかくオシャレで邪魔にならない小ぶりなものが人気の傾向にあります。
贈られて喜ばれるずっと飾っておきたくなるおしゃれな羽子板・破魔弓

そもそも、オシャレな羽子板や破魔弓なんてあるの?

もちろんたくさんあります!

海外セレブも愛用のキッズ&ベビー用品がいっぱい

実は、私の娘(まだ高1です)が大絶賛しているショップがあり『自分に子供が出来たらここから買って欲しい!』と言われています(笑)。

こんな羽子板とかひな人形とかあったら、ちゃんと毎回出してたよね!
と興奮気味で言っていました。
ひな人形も最初は出していましたが、やはり段々と出すのが面倒になってきてしまって今では数年出していません…。

次に出すのが怖いです…。
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