
こんにちは!ベビー用品販売員歴10年のちゃこまる。 (@chacomaru_baby) です!
男の子が生まれたご家庭は、5月5日に子供の日(端午の節句)がありますね!10年以上販売員をしてきてよく聞かれる5つの質問があります。
- 兜って買わなきゃいけないの?
- 兜と鯉のぼり、どっちを用意すればいいの?
- いつ頃、誰が買うものなの?
- お下がりって使ってもいいの?
- 買っても部屋の雰囲気に合わなそうだから気が進まない
多くのパパさんママさんがお子さまの誕生を喜びつつも、初めてのイベントごとで悩みを抱えます。
お子さまが生まれてから初めてのお正月【初正月】では羽子板や破魔弓を用意しなければいけないのかを悩み、女の子の生まれたご家庭は【桃の節句~ひな祭り~】で雛人形について悩みます。
自分達だけで解決できる悩みと違って、おじいちゃんおばあちゃんの金銭的な協力もあって行われるイベントだとより一層悩みは増えますよね。

うちの親が用意しなきゃ~って慌ててたけど…。

お嫁さんの実家側が用意する風習が残っているので、親御さんは気が気じゃないのかもしれませんね!
今は『誰が買う』というルールはありません。両家で折半が一般的になってきました。
春分の日(3/20.21)頃から4月中旬までに用意して飾ります。片付けるのは5月の中旬の天気の良い日に行います。

自分も親になったこの機会に、ちゃんとイベントごとを知っておかなきゃね!
サイズ的にも金額的にも大きなお買い物になる可能性があるので、賢く学んで自分たちに合ったものを選べるようにしていきましょう!
- 兜や鯉のぼりを飾る理由
- いつ誰が買うべきものなのか
- お下がりってありなのかどうか
- 購入する際に気を付けるポイント
- 最近のオシャレな兜や鯉のぼりについて
最近では雛人形や五月人形などの節句人形を用意しないご家庭も増えています。場所も取るしお部屋の雰囲気に合わないイメージも多く、出し入れが面倒とおっしゃる方もたくさんいます。
しかし、『親になった今』長い期間受け継がれている行事について詳しく知る事は『自分の親がしてきてくれたことへの感謝』へ繋がります。
行事についての知識はあって損することはありません。是非最後まで読んで頂けると嬉しいです!
五月人形&鯉のぼりを飾る理由・意味・由来


兜や鎧は身を守る道具です。子供の身を守り災いが降りかからないようにという願いを込めています。
五月人形を飾る由来
鎌倉時代の武家では、梅雨目前の5月になると兜や鎧を外に出して虫干しと手入れを行う風習があった。
端午の節句に武具が飾られるのはこの風習の名残と言われている。
初正月についての記事で男の子に用意する破魔弓は、厄除けのお守りのようなもので『年末年始の慌ただしい時期に、抵抗力のまだ少ない体の弱い子を思って作られたもの』になります。
人形や鎧・兜は『身代わり』の意味で使われています。しかし五月人形を飾るときに破魔弓をお持ちの方は一緒に飾ってもらって構いません。
鯉のぼりの意味
兜や鎧は子供が無事に成長する子を願う内飾りで、鯉のぼりは立身出世を願う外飾り。
鯉は生命力があり大きく丈夫で、キレイな川以外でも生きていけるため、子供に強くたくましく育って欲しいという願いを込めている。
五月人形と鯉のぼりは質も意味合いも違うので、両方飾るとなお良いと言われています。
鎧飾り
長男の初節句の人形を探していて、予算的にもスペース的にも余裕がある場合、鎧飾りをお勧めされる傾向にあります。
鎧は武将たちが戦いの際に身につけていた鎧をモチーフに作られたものです。
鎧は何と言っても全身を守るものなので、男の子の人生において『幅広くお守りするという願い』が込められています。
兜飾り
長男に兜飾りを用意されたご家庭へ、次男の初節句には兜飾りを用意するようお話をさせてもらっています。
兜飾りは、鎧飾りの兜の部分と弓太刀を飾る五月人形で、鎧よりもパーツが少ないため、比較的コンパクトかつ簡単に飾ることができます。
最近では、名将と呼ばれる武将の兜や鎧を模した形の五月人形が好まれる傾向にある印象が強いです。

長男でも兜飾りを用意をしても問題ないですからね!
子供大将飾り
お人形の形をした五月人形です。一昔前には、お顔の付いた武者飾りが流行しましたが、今はあまり作られていません。
今では小さい男の子が勇ましい武将や童話の主人公の格好をしたかわいらしいお顔立ちの人形が好まれています。
三男が誕生した方で、長男次男の鎧や兜がある方は子供大将飾りが良いですよ~とお話させてもらっています。

お子さまの身代わりとして厄を受けてくれる物なので、1人に1つ用意できると望ましいです。
買う時期や飾る時期は?そしていつまで飾る?

3月3日のひな祭りが終わると一斉に五月人形モードになります。
しかし、早い所は2月中旬から店頭に並び始めます。インターネットなどでは年末頃から新しい物が発売され始めます。
ここ数年の傾向としては、みなさん段々と選ぶのが早くなっている印象です。
購入を考えている方は、良い物は本当に早く売り切れてしまうのを知っているので、本当に探し始めて決めるまでが早いです。
飾り始める時期
最初にもお伝えしましたが、 春分の日(3/20.21)頃から4月中旬までに用意して飾って下さい。
直前や当日に飾るのは『一夜飾り』と呼ばれ、縁起が悪いとされています。これは正月飾りや桃の節句の飾り付けも同様です。
素材が湿気やカビ・サビに弱い物を多く使っているので、天気の良い日に家族みんなで楽しく飾れるといいですね!

部品に金属が使われているものは、直接素手で触らないようにして下さい。
人の手指もサビの原因になってしまうので、これから何年も飾るためできるだけキレイな状態で保管し続けたいものです。なので手袋を使うのが望ましいです。
いつまで飾る?
片付ける時期は翌日以降、なるべく早めに天気の良い日に片付けて下さい。
梅雨が近づくと湿度も高くなるので、乾燥している5月中にしまってもらえるといいですね。

子供が何歳になるまで飾ればいいの?

特に『何歳まで』という決まりはありません!
健康に立派に育って欲しいという願いを込めて飾っているので、年齢の区切りは特にありません。
- 高校を卒業するまで
- 成人するまで
- 結婚するまで
この辺りを目途に段々と飾らなくなるご家庭が増えてくる印象です。成人を目途に『役目を終えた』とう考え方ができるからですね。
しかし季節行事の一環として毎年飾るご家庭もあります。役目を終えたからと言って必ずしも処分しなければいけないわけでもありません。
飾り続けることは特に問題ありません。
五月人形のお下がりについて


僕の兜が実家にあるけど、それでもいいんじゃないの?

『身代わり』として厄を受けてくれるという考え方なので、お下がりは良くないです。
あくまでパパさんの五月人形は『パパさんの身代わり』です。それをお下がりとして使用することは『厄を引き継ぐ』ことになってしまうので出来たら避けて欲しいです。
しかし、代々受け継いで飾られているご家庭も実際あります。
- 引き継ぐ前の持ち主が病気や怪我無く過ごすことができた
- 『親』として、五月人形の起源や意味・役割を気にしない
このような場合はお下がりを使用しても構わないと思います。しかし、人形の再利用のお祓いをやってくれる神社などは少ないです。
なので小さくても良いので『ひとり一飾り』が理想です。
そして飾るスペースにゆとりがあるなら、パパさんの五月人形とお子さまの五月人形を一緒に飾るのは全く問題ありません。
五月人形は誰が買う?


たくさんの人が悩む問題ではないでしょうか?
最初にもお伝えしましたが、誰が買うかは決まっていません。しかし昔の風習が残っているのも確かです。
昔は女性が男性の実家に嫁いで行き男性の両親と同居するというのが主流。
『結納金』を男性の実家が出し、『嫁入り道具』として雛人形や五月人形を女性の実家が用意するのが一般的だった。
雛人形についての基礎知識の記事でも書かせて頂きましたが、雛人形や五月人形は『嫁入り道具』なんですね。
昔は『嫁いで行ってしまう』という事から、お祝いの度に女性の実家側が贈り物を用意してそれを渡しに行くことで我が娘に会えるという感じだったんです。

だからうちの親が『どうしよう~』って言ってたんだね。

しかし何度も言いますが、今は誰が購入しても構いません。
現在では両家で折半が一般的になってきています。ご参考までに10年以上販売員をしてきてお客さまから伺った感じは、
- 実際に現金を半分ずつ出し合う
- 羽子板・破魔弓を買う側と雛人形や五月人形を買う側を分ける
- ベビーカーやチャイルドシートを買う側と節句関係を買う側を分ける
- 雛人形や五月人形を買う側と小学生になるときにランドセルを買う側を分ける
このようにうまく両家で分けている様子です。分けると文字にしてしまうとカチッとし過ぎていますが、自然と分かれてくるといった印象です。

私の場合は、産後のお世話は全て自分の母親で、息子と娘の節句人形は義両親が用意してくれました。
なので昔の習慣に囚われずにお子さまの誕生をみんなで喜び、みんなで準備できれば問題ありません。
五月人形や鯉のぼりの処分方法

ご家庭によりますが、約15~20年後には役目を終えて処分を考えるようになります。

買う前から処分の話?そんなのその時考えればいいんじゃないの?

約15~20年って長いようであっという間です。そして収納スペースの問題もあるので購入前に頭に入れておくのは重要です!
お住まいの地域によって処分方法も様々です。必ず人形供養に出すように言われる地域もありますし、寄付を募っている地域もあります。
ご両親の考え方、おじいちゃんおばあちゃんの考え方で処分の方法も変わってくるので、まずはお住まいの地域の風習をチェックしてみて下さい。
現在考えられる処分方法としては下記の通りです。
- お寺や神社で人形供養をする
- 供養代行サービスに依頼する
- 自治体のゴミ収集に出して処分する
- 寄付を募っている団体に寄付する
- 不用品回収業者に依頼する
- 買取専門業者に依頼する
- リサイクルショップで買い取ってもらう
- フリマアプリで売る
できれば、厄を受けてくれていた感謝の気持ちを込めて供養するのが望ましいですが、各ご家庭の事情や考え方もあるので必ずしもそうするべき!というような処分方法はありません。
今はこのような処分の方法があるという事を知っておいていただければ大丈夫です。
おしゃれでコンパクトな五月人形
キッズ&ベビー用品のセレクトショップcuna select【クーナセレクト】海外セレブも愛用する、おしゃれアイテムが満載

現代は核家族が増えてきていて生活スタイルも様々です。
お子さまの誕生を祝って節句人形を飾るという風習は素敵ですが、昔のように立派な大きい物を飾ることに抵抗があるパパさんママさんは多くいらっしゃいます。

店頭に並ぶ五月人形も年々小ぶりでオシャレなものが増えてきている印象です。
それでもまだお店で飾られているものはサイズも大きめで、家に飾るには場所を取ります。
デザインも『家の雰囲気に合うかどうか』を考えた時に躊躇してしまうデザインの物もあります。
お部屋の雰囲気に合わないと、毎年飾るのが億劫だったり面倒になってきてしまうんですよね。

おしゃれでコンパクトな飾りやすい五月人形があればいいのに…。

飾るのはママさんな事が多いので、ママさんが気持ちよく飾れる五月人形をご紹介します!
実際、私は数年で節句人形を出さなくなってしまいました。出すのも面倒だし、やはり部屋の雰囲気に合わないから段々嫌になってしまったんです…。
毎年、ウキウキした気持ちで出せる節句人形がある事を知っていたらなぁ…なんて思ったことも1度や2度ではありません。
見るだけでテンションの上がるグッズが揃っているcuna select(を是非皆さんに知って欲しいと思っています。なんなら店頭販売して欲しいくらいです。

娘には『子供ができたらここから買って!』とすでにおねだりされています。
お子さまの誕生を祝う行事を晴れやかな気持ちで行うために参考にして頂けると嬉しいです。詳しくは別の記事でご紹介してるので、是非ご覧ください。
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