
こんにちは!ベビー用品販売員歴10年のちゃこまる。 (@chacomaru_baby) です!
女の子の赤ちゃんが生まれたご家庭は、3月3日にひな祭り(桃の節句)がありますね!そこで必ず直面する問題が、
- 雛人形は買わないといけないの?
- 邪魔になるから必要ないんじゃない?
- でも自分の親が買おうとしている
- 買ってもらうのはいいけど部屋の雰囲気に合わないのが嫌!
- 人形独特のお顔が苦手
こんな悩みに遭遇しているママさんパパさん、実はたくさんいるんじゃないでしょうか?

私のお母さんが『用意しなくちゃ!』って言ってたけど、置く場所に困るから気が進まないんだよね。

私も実際お店に立っていて、おじいちゃんおばあちゃん・パパさんママさんの意見が合わない場面をたくさん見てきました。
雛人形は、立春(2月4日)頃から2月の中旬にかけて出し、3月中旬の天気の良い日に片付けるので、約1ヶ月ほどお部屋に飾る事になります。
お正月を過ぎた頃からお店には並べられるようになってきます。早い所では12月に予約販売が始まっています。

自分も親になったこの機会に、ちゃんとイベントごとを知っておかなきゃね!

でもさ、買ってもらっても部屋に合わないから気が進まないんだけど…。ママ友も置く場所に困るって言ってたよ。

我が家も置くスペース確保が難しくて最初の数年しか飾りませんでした…。
お祝い事なので買ってもらえるのはありがたいんですが、デザインや置く場所って親世代はあまり気にしてくれないんですよね。
飾るのは実家じゃないんです。ママさんパパさん赤ちゃんのお家です。イベントを大事にするのは素敵なことですが、身内から望んでないものを贈られるのは正直しんどいです。
しかし、今ではお部屋の雰囲気を壊さない小ぶりでオシャレなものがたくさんあるので、まずはママさんパパさんが学んで自分のお父さんお母さんに知ってもらいましょう!

傾向としては、お金を出すのはママさんの実家で、雛人形そのものを選ぶ最終的な決定権はママさんが多いです!
- 雛人形を飾る理由
- 誰が購入するのが一般的なのか
- 購入の際に気を付けるポイント
- 毎年飾りたくなるようなおすすめの雛人形
今では、雛人形を用意しないご家庭も増えています。のちの収納や処分に困るから最初から用意しないのも一つの選択です。
しかし、『親になった今』長い期間受け継がれている行事について詳しく知る事は『自分の親がしてきてくれたことへの感謝』へ繋がります。
行事についての知識はあって損することはありません。是非最後まで読んで頂けると嬉しいです!
雛人形を飾る理由・意味・由来


お人形が身代わりになり、子供に災いが降りかからないようにという願いを込めて飾ります。
雛人形を飾る由来
平安時代のお人形遊びと、人形に自分の厄を移して川や海へ流す『流しびな』の行事が合体したもの。
昔は乳幼児の死亡率が高かったため、元気に成長するかは『神のみぞ知る』という奇跡的な事だったため、人形に厄を移して子供の成長を願う風習だった。
初正月についての記事では、女の子は羽子板を用意しますとお伝えしましたが、羽子板は『年末年始の慌ただしい時期に、抵抗力のまだ少ない体の弱い子を思って作られたもの』になります。
羽子板を用意したご家庭は、その羽子板と一緒に雛人形も飾ります。とにかく我が子が元気に成長するようにという親の願いの表れですね。
飾り始める時期&いつまで飾る?

いつまで飾る?
立春(2月4日)頃から2月の中旬にかけて雛人形を飾り、3月中旬の天気の良い乾燥した日に片付けます。

『出しっ放しにするとお嫁に行けなくなる』なんて話がありますが、そんなことはないですよ。
雛人形を早くしまわないと『婚期が遅れる』とか『お嫁に行けなくなる』など耳にしたことはないですか?
出すだけ出して片付けを後回しにするような女の子は『素敵な大人の女性になれないよ!』という教育的な意味が含まれる。
また、厄を引き受けてくれるお人形をそのままにしておくようなことは『バチがあたりますよ!』という意味もこめられている。

あくまで迷信なので気にしないようにして下さい!私はゆっくりペースで片付けてましたが、20代前半で結婚しましたよ!
迷信って不思議ですよね。根拠もないのに長い間語り継がれていきます。本当に大事なのは片付ける日にちではなくて天気です!
悪天候の湿気の多い日に片付けるとカビや虫食いの原因になります。なので、日にちを気にするのではなく、天気を気を付けるようにして下さい!
そして必ず防虫剤を入れるようにして下さいね!
ただ注意して欲しいのは、人形の素材に樹脂が使われているものがあります。その場合は防虫剤ではなく鷹の爪を2~3個入れましょう。
何歳まで飾る?

ちなみに、子供が何歳になるまで飾るものなの?

実は明確には決まってないんです!
雛人形は子供の成長を見守ってくれる『守り神のような存在』なので、ずっと飾り続けても問題ないとされています。いつまで飾るかは各家庭それぞれあって構いません。
- 中学卒業まで飾る
- 成人式まで飾る
- 実家を出るまで飾る
- 実家を出ても持っていき自分で飾る
- 実家で毎年飾ってもらう
本当に各家庭それぞれです。自分の雛人形を持ってお嫁に行き、自分に女の子が生まれたら自分の物と子供の物を一緒に飾る方もいます。

しかし、自分の物を子供に与えるというのはできたら避けてもらいたい考え方です。
1人に対して1つが基本です。『その子のため』に用意するので、代々受け継ぐものではないという事をこの機会に学んでいただけると嬉しいです。
雛人形は誰が買う?

どっちの親が買うか問題

このお悩み、お店でもよく伺います。
昔は女性が男性の実家に嫁いで行き男性の両親と同居するというのが主流。
『結納金』を男性の実家が出し、『嫁入り道具』として雛人形や五月人形を女性の実家が用意するのが一般的。
そもそも雛人形は『嫁入り道具』なんですよね。
昔は『嫁いで行ってしまう』という事から、お祝いの度に女性の実家側が贈り物を用意してそれを渡しに行くことで我が娘に会えるという感じだったんです。

だからうちのお母さんが用意しなくちゃって慌ててたんだね。
そしてママさんのお母さんが出産準備や産後のお世話をする事が多いので、距離感の近さからママさんの実家側が用意する傾向があるのも事実です。

お客さまからお話を伺っていると『義実家の手前、いい物を買わないと…』とおっしゃる方が多すぎます。

でも見栄の張り合いじゃないんだし困っちゃうよね。そもそも、子供のために飾るのは私なのに。
現在は折半が一般的
しかし今は両家で折半が浸透してきました。10年間たくさんのお客さまとお話をしてきて、折半の仕方も各ご家庭で色々な形があります。参考までにご紹介すると、
- 実際に現金を半分ずつ出し合う
- 初正月の羽子板・破魔弓を買う側と雛人形や五月人形を買う側を分ける
- ベビーカーやチャイルドシートを買う側と節句関係を買う側を分ける
- 雛人形や五月人形を買う側と小学生になるときにランドセルを買う側を分ける
こういった家族の協力の形が多い印象です。『分ける』と言ってしまうとカチッとし過ぎているように見えますが、お子さまが成長していく過程で自然と分かれていくという感じです。

私の場合は、産後のお世話は全て自分の母親で、息子と娘の節句人形は義両親が用意してくれました。
なので決まりはありません。昔ながらの考えにとらわれずに今は柔軟に両家により良い形で雛人形を用意しましょう。
お店に見に行く際に気を付けて欲しいポイント

実際起こるトラブルもふまえてお伝えするので参考にして下さい。
飾る予定の場所と収納するスペースをあらかじめ考えておく

やっぱり大き過ぎた!という方が実際多くいます。
お店では広いスペースを取って飾ってありますし、照明などで雰囲気も違います。
実際に家に届いたときには、お店では見ることのないたくさんの段ボールに梱包されて届くので、びっくりする方がいるようです。

頼んだのはこんなに大きいやつじゃなかったと思うんだけど。しまう場所がないから変えたいんだけど。
と、箱を開ける前にお店に問合せしてくる方も少なからずいらっしゃいます。

ちゃんと説明しました。『わかりました』とも言ってもらえました。なのにクレーム…。悲しい…。
購入を検討するときは、置く予定のスペースの横幅と奥行きの最大許容範囲を計ってきてもらえると良いと思います。そして片付ける時のスペースも考えた上で(できたら計ってきて)選んで下さい。

実際段ボールに入れた時は何個になるのか、何センチくらいなのか、店員に聞いてもらえればお伝え出来ます。
お店だと飾ってある台の下にその雛人形の段ボールをしまっている店舗もありますし、各金額のプレートの裏に段ボールサイズをメモしている店員もいます。
お店によってやり方は色々ありますが、『雛人形のサイズだけ』に気を取られずに、『段ボールのサイズ』も頭に入れておいてください。
雛人形の顔が違う
おじいちゃんおばあちゃん、パパさんママさんでお店に見に来られる場合が多く見られます。大きなお買い物なのでみんなで相談しながら選ぶのは良いことだと思います。
どれを買うか決まって注文手続きの時に必ず、

実際お店で見た時と、手元に届いて飾った時の人形の表情が違うように感じることがあります。ご理解いただけると幸いです。
とお話させてもらっています。
1つ1つ手作りの物もありますし、機械で作られていても100%同じものはできあがりません。
- お店の広い空間⇔家の狭い空間
- お店の照明⇔家の照明
- お店で見た時の人形の高さ⇔家で飾った時の高さ
- お店で見た時の人の精神状態
上記のような事が関係して、雛人形を決めた時と家で飾った時のギャップを感じる方が居ます。
雛人形も人の顔なので、表情が違います。そしてその時の人の精神状態で人形の表情も実は違って見えます。

お店で見たやつと顔が違う!とクレームを受けたことも何度かあります。
購入時に『今見ている人形のお顔が良いのであれば展示品を購入されることをお勧めします』という話を私はしています(店員によってはしていない人もいます)。
表情はフィーリングだったりもするので、もし『ピン!』と来たのであればその雛人形を購入した方が納得がいきます。
しかし展示品に抵抗がある方は多いと思うので、注文になる事がほとんどです。その際には『見た当日と人形のお顔が違って見えることもある』という事を覚えておいてください。
雛人形を飾らなくなる問題

雛人形の顔が怖い&苦手
ここまで雛人形について学んできて、実際選ぶ時に困るのが『どんなものを買うか』ですよね。正直、昔ながらのデザインは好き嫌いがハッキリ分かれます。
始めて飾った時、我が子は怖がって全然近寄りませんでした。
せっかく飾ったから写真を撮ろうと雛人形の隣に座ってもらおうと思ったのに、娘はギャン泣きで私から離れなくなり、1個上の息子も娘のギャン泣きにつられてギャン泣き。

うそでしょ~。なにこれ?せっかく一生懸命飾ったのに…。
小さな飾りが多いため、子供が昼寝をしている間に一生懸命出しました。なのにこの惨事。息子は露骨に『こわい~~~』って泣いていました。
ガッカリしかないですよね。数日後には慣れましたが、あのギャン泣き地獄は15年経った今でも思い出せます。
ママさんパパさんでも、昔ながらのお人形のお顔が苦手な方はいるんじゃないでしょうか?

当時はオシャレなものがある事も知らなかったし、義母に買ってもらったため自分の希望はあまり言えませんでした。
私の15年前の失敗を、今一生懸命子育てをしているママさんパパさんに味わってほしくないので、オシャレなものをお伝えしたいと思っています。
部屋の雰囲気に合わない

買ってもらうのはいいんだけど、今のうちの部屋に合うと思えないんだよね。
今は核家族が増えていて、限られたスペースで子育てをしている方が多いです。大きくて立派なものを購入されても困ってしまう方はたくさんいます。
他にも、結局買ってもらったけどお部屋の雰囲気に合わないから1回飾っただけであとは収納したまま…というご家庭も多くあるようです。
昔からの技術で作られた伝統工芸品なので素晴らしい物なのは頭ではわかっています。しかし実際問題、短い期間だけど毎日過ごすお部屋の雰囲気は壊したくありませんよね。

すみません。私も3段飾りを買ってもらったんですが、数回飾ったきり出してません…。
出すのと片付けるのが面倒くさい
先程もお伝えした、お顔が怖くてギャン泣き事件の次に『3段飾りが面倒』という私自身の問題に変わりました。
子供が2歳3歳と成長するにつれ、おもちゃも増えますし、立派な3段飾りを置くスペース確保が難しくなり結局出さなくなってしまいました。
息子はミニカーなどで遊ぶので、ひな壇に突撃するのは日常茶飯事。その度に注意するのも疲れてきちゃったんですね…。

せめてガラスケースに入った親王飾りとかにしてもらえばよかった…。
雛人形を出すことに疲れ、出してからも子供たちがパーツをいじってしまわないか気を張っていて、せっかくのお祝い事が辛くなってきてしまったんですね。
そして最終的に片付ける時も気持ちよく片付けられなかったので、結果出さなくなってしまいました。
ずっと飾っておきたくなるオシャレな雛人形

海外セレブも愛用のキッズ&ベビー用品がいっぱい


そもそも、オシャレな雛人形なんてあるの?

実は、私の娘(まだ中3です)が大絶賛しているショップがあります!
『こんなひな人形だったら、ちゃんと毎回出してたよね!』と興奮気味で言っていました。さらに『今ここから買ってくれてもいいよ?私自分で飾るよ?』とも言われています(笑)。
家を出た後も自分の雛人形を持って行き自分の部屋に飾る人もいるので、ずっと飾り続けたいと思える1品に出会えたら素敵ですよね。

みんなに自慢できちゃう雛人形をご紹介します!
今を生きる若者が大絶賛したcunaselect(クーナセレクト)については別記事でご紹介していきます。
自分のご兄弟・いとこ・親戚への出産祝いなどにも使えるアイテムが盛りだくさんです!是非ご覧下さい。
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