ピジョンから2024年発売されたB型ベビーカービングルBB4。
2023年発売のビングルBB3から5つの点を変えてリニューアルしました。
7ヶ月から4歳ころまで長く使用できるB型ベビーカーのビングルは、大人も操作しやすい工夫が詰まっています。
リニューアルした5点と、今まで通りの使いやすい魅力3点を、現役ベビー用品売り場の販売員が解説します。
実際の写真もあるので、ぜひ参考にしてください
この記事を書いたちゃこまるについて
- ベビー用品販売員歴、13年目
- チャイルドシート指導員
- 抱っこ紐検定1級修了
- 担当はベビーカー、チャイルドシート、抱っこ紐などの大型育児用品
- 男女の年子のお母さん(大学1年と高校3年)
- 子どもが0歳児の時から働くワ―ママ
【違いは5つ】ビングルBB4とBB3比較表
2024年発売のBB4と、2023年発売のBB3の違いのある部分を表にしました。
BB4は5点をリニューアルして新発売。
どのB型ベビーカーでもよく聞くお悩みは「背中のリクライニング角度が浅くて子どもが座りにくそうなんです…」という声。
7ヶ月から使用できるということは、お座りができたら使用できるベビーカー。
直角まではいかなくても、椅子に座っている感覚でベビーカーに乗せたいママは多いんですね
景色を見たり、ベビーカーの上で食事をしたりするには、椅子のような感覚で背中を支えられる背もたれが必要。
コンビのAcbeeplus(アクビィプラス)AOでは115°～135°、アップリカのマジカルエアーAHでは124°～150°(内角111°～137°)です。
B型ベビーカーのさまざまな構造上、なかなか椅子のような作りにするのは難しい部分となります。
そこをピジョンさんの企業努力により、SGマークの安全基準内で105°まで起こせる作りになりました！
ビングルBB4とBB3の違いを詳しく解説
BB4とBB3の違いは全部で5点。それぞれ詳しく解説します。
座りやすくなった！シートのリクライニング角度の変更
背もたれを起こした時の角度が、110度から105度へ変更されました。
- 背もたれをもっと起こしたい
- のけぞった姿勢が気になる
- もっと景色を見やすい角度にしてあげたい
という声も多く、リニューアル。
また、動き始めるときの重力で、背もたれにドンっと倒れる衝撃も軽減されますね
たった5度の違いですが、元気に起きているときは、BB3よりも快適な姿勢で乗っていられます。
様子がよく見える！幌窓面積が35％も大きく
幌についた窓の面積がBB3よりも35％大きくなって、ベビーカー内の様子が見やすくなりました。
B型ベビーカーは背面式。対面式と違って顔が見えにくいので、窓が大きいと表情が確認しやすく助かります。
さらに幌の内部は空気がこもりやすいので、窓が大きいと風通しもよくなります
B型ベビーカーは幌が大きくないため、追加で装着できるサンシェードを一緒に購入する方が多いです。
寝てしまったときにはしっかり顔を隠してあげたいですよね。その時に熱や空気がこもるのはとても心配です。
幌窓が大きければ、こまめに表情も確認できて、空気も通せて安心です。
ムレも怖くない！インナーシートがオールメッシュ生地に変更
BB4の洗えるインナーシートが、全面メッシュ生地になりました。
BB3のインナーシートは、座面部分だけがメッシュ生地。背中も汗をかきやすく熱がこもりやすいので、嬉しい変更点です。
メッシュ生地で頭からお尻の方まで通気性がよくムレにくいです
さらに、インナーシートは弾力があってへたりにくい高性能クッションシートなので、衝撃や振動もしっかり吸収してくれます。
通気性抜群！ベースシート座面部分もメッシュに変更
ビングルは、インナーシートを外しても乗れる仕組みになってます。そのベースシートの座面部分もBB4ではメッシュ生地へ変更しました。
ただでさえ、おむつでムレやすくなっているお尻部分。乗っている時間が長ければ長いほど、座面部分もメッシュだと通気性がよく快適さが持続します。
厚みのあるメッシュなので、乗り心地もよいので安心してください
インナーシートを外して、ベースだけで乗ろうと思うと「薄くて乗り心地が悪そうで心配」というママもいました。
BB4のベースシートの座面部分は厚みもあるので安心して乗せられます。
シックな色味に！カラーバリエーション変更
BB2では鮮やかなイエロー、BB3ではブルーと明るい色味を取り入れてきました。
今回のBB4では、落ち着いたカラーバリエーションとなっています。
遠くに居ても見つけやすいとカラフルなのも好評でしたが、4歳まで長く使うこと・流行りを考慮してのカラーバリエーションです。
ビングルBB4とBB3の共通点
ベビーカー本体のサイズなどは変わっていません。
どちらにも共通している、ビングルの魅力について解説します。
4歳まで長く使えてベルトの付け替え不要
B型ベビーカーのほとんどは、36ヶ月(3歳)頃まで使用できるものばかり。
しかし、ビングルBB3から48ヶ月(4歳)頃まで、さらに1年長く使える仕様になりました。
また、面倒なベルトの位置変更が不要なので、きょうだいで兼用したり上着の厚みに左右されたりせずにラクラク装着できます。
Pigeonのビングル！15キロ乗せてもスイスイ❤️4歳までいける😂リベル憧れたけど、9ヶ月には乗り心地は良くなかった笑
— りん@3y🚗&10m🚙 (@to_morokoshi8) March 26, 2024
やばいビングルしか目に入らん
— とまと︎︎︎︎🍅とみぃ🐬1y (@i_zz38) March 6, 2024
でも万はでかい…けど4歳までって魅力的すぎる…
ビングル持ってる人背中押して…
と思う反面、
ビングル持ってる人ちょっと止めて…
って思ってる私…🤣
1回レンタルしてみようかな…🐱の説得方法それしか思い浮かばん…
ねぇ、ベビーカーって4歳まで乗るものなの？
お子さまによって差はありますが、「抱っこが辛いから乗っていてほしい！」というパパママは多いです
4歳まで使える抱っこ紐やヒップシートもありますが、パパママの体への負担が大きいのも事実。
ベビーカーは乗ってくれないと大きな荷物になってしまうこともありますが、急に「歩きたくない！」と言い出す我が子の救世主的存在となります。
※4歳までと説明書に記載がありますが、お子さまの体重が17kgまで使用可能
軽くてたたみやすく持ち運びもラクラク
国内で販売されているシングルタイヤのベビーカーの中で、3.9kgと最軽量のビングルBB4。
片手でたためて、片手で持ちあげられるため、お子さまを抱っこしたままの操作もラクラク。
階段のある場所や、こまめにたたまないといけない場面で活躍します
- 電車によく乗る
- アパート2階などに住んでいる
- 車に頻繁に乗せ降ろしする
上記のように、たたんで運んだり、持ち上げたりする機会の多い家庭では重宝します。
押し出しが軽い！大きいシングルタイヤで操作性抜群
太くて大きいシングルタイヤは、溝や隙間にもハマりにくく、段差もスイスイ乗り越えられます。
タイヤも「中空(中が空いている)構造」で高いクッション性があり、振動や衝撃を吸収。
思い通りに進めて曲がるのも操作しやすいので、人混みの中も安心です
細くて小さいタイヤだと、側溝にハマりやすかったり、振動吸収がイマイチでガタガタしたりすることもあります。
ちょっと乗せるだけなら我慢できますが、たくさんお出かけに使用したい家庭は、タイヤがしっかりしているものを選ぶといいですね。
必ず登録！ピジョンのベビーカー3年保証サービス
通常のベビーカーの保証は1年です。WEB登録をすることで、3年保証となります。
ビングルBB4は7ヶ月～4歳頃まで使えるベビーカー。しっかり保証期間を延長しておきましょう！
注意したいのが、保証はWEB登録日ではなく購入日から。レシートや納品書が無い場合は登録不可です！
また、万が一リコールの対象となった場合も、WEB登録が済んでいるとスムーズに連絡が取れる場合もあります。
代替品などの手配も早い！とピジョンのサポート体制は評判がとても良いです。
なので必ず3年保証の登録をしておきましょう。
ピジョンのB型ベビーカーはアップリカやコンビと何が違う？
ここからは、私が実際店頭でよく比較対象となるB型ベビーカーとビングルBB4はどこが違うか簡単に解説します。
使用目的や希望に合わせて比較検討してください。
B型ベビーカーを長く使いたい人はビングルBB4
- 購入するからには長く使いたい
- 抱っこが大変だからB型ベビーカーを長く使いたい
- きょうだいが多いから長く使えるものが欲しい
こんな希望がある方は4歳ころまで使用できるビングルBB4がおすすめです。
ベビーカーのほとんどは、子どもの身長に合わせてベルトの位置を変える作業が発生します。
一番低い位置から高い位置へ、一度ベルトを外して付け替えるというのは案外面倒でそのままにしがちな部分。
「パッとベルト」という上下に動くベルトのため、高さ調節がラクラク♪
きょうだいで兼用するときも付け替え不要で、その子に合った高さにできます。
また冬場は、上着を着ているときと着ていないときでは肩の位置も変化しますよね。
付け替え不要で、しっかり安全な高さと位置でベルトが締められるので安心です。
荷物をたくさん入れたい人はコンビのAcbee(アクビィ)AO
- 普段から持ち歩く荷物が多め
- 近所への買い物はベビーカーがメイン
上記のような方には、「マルチネットバスケット」というガバっと伸びるネットが付いて大容量の荷物が入れられるコンビのAcbeeplus(アクビィプラス)AOがおすすめです。
ただでさえ、赤ちゃんとのお出かけは荷物が多くなりがち。そこに買い物した荷物も合わさると、ベビーカーの下のかごは大容量だと助かりますね。
ハンドル部分にベビーカー用フックを付けて荷物をかけている方をたくさん見かけますが、実は危険が詰まっています。
フックにたくさん荷物をかけ過ぎて転倒する事故も多いんです
加えて、ベルトをちゃんと締めていない状態で荷物をかけ過ぎてベビーカーが転倒して怪我をさせるという事例もあります。
荷物が多い人というのは、「しっかり万が一に備えて準備している人という証拠」でもあります。
ベビーカーも、その点を重視して選ぶといいですね。
コスパのいいB型ベビーカーが欲しい人はアップリカのマジカルエアーAH
- 安くて軽いB型ベビーカーが欲しい
- ちょっとしたときに乗せられれば十分
上記のような方は、3.3kgと超軽量なアップリカマジカルエアーAHがおすすめです。
本体価格が2万円以下というのも魅力。
普段は車移動が多く、スーパーやショッピングモールによく行く方に人気です
軽いので車への乗せ降ろしも楽にできます。
小さ目なダブルタイヤなので、激しい凸凹道には向いていません。
しかし、スーパーやショッピングモールなどで利用するには使い勝手の良いB型ベビーカーです。
2024年新発売！ピジョンビングルBB4でスイスイ快適なおでかけを♪
大きなシングルタイヤが特徴のピジョンビングルBB4について解説しました。
2023年発売のビングルBB3からリニューアルした箇所は5つ！
B型ベビーカーは、背もたれの角度が浅くて「子どもが座りにくそう・もっと背もたれを起こしてあげたい」という要望が多いのが現状です。
110度から105度と聞くと「たった5度で変わる？」と思ってしまいがちですが、この5度が実際乗るお子さまにとっては大きな差となります。
起きているときはしっかり座って景色を楽しみ、疲れたときは倒してゆっくり過ごせます
次に、BB3から変更していないビングルの魅力は3つ！
3歳まで使用できるB型ベビーカーが多い中、4歳まで長く使えるのは最大の魅力。きょうだいで兼用することも可能です。
さらにピジョンのベビーカーの最大のポイントは大きなシングルタイヤ。
振動を吸収する工夫が詰まっていて、お子さまへの衝撃は軽減しつつ、1歩目の押し出しがなめらかで操作しやすいのが特徴です。
いろんな場所へたくさんお出かけがしたいアクティブなご家庭はぜひビングルを！
また、ベビーカーの暑さ対策には、追加で取り付けができる幌や、ファン付きベビーカーシートなども一緒にご検討ください。
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