
こんにちは!ベビー用品売り場で約10年ほど販売員をしているちゃこまる。 (@chacomaru_baby) です!ご覧いただきありがとうございます。
お車を所有されている方は、赤ちゃんが生まれるまでに必ず用意しておかなければならないのがチャイルドシートですね。
ママさんと赤ちゃんが退院する際にお迎えに行かれる場合、お車にセッティング済みでないといけません。

帰りはママが抱っこして、僕が安全運転すれば大丈夫でしょ~!

実際そうおっしゃる方は結構います。 2000年4月から装着が義務化されています。守って頂かないと、『幼児用補助装置使用義務違反』で運転した方に違反点数が1点付いてしまいます・・・。
違反点1点もダメですが、そもそも大事な我が子を守るためです。いくらこちらが気を付けていても、追突される可能性もあります。ちなみに装着義務期間は満6歳までとなっています。
残念なことに、チャイルドシートの使用率は未だに70%ほどで100%ではありません。大人の責任として、しっかり準備して楽しいカーライフを送りましょう!
- 初めて赤ちゃんを家族に迎える方
- 車を日常的に良く使用される方
- お孫さんのために用意しようとしている方

ではこれから、チャイルドシートにはどんなものがあって、どれを準備すればいいのかわかりやすくお伝えします!
チャイルドシートの種類

やはりお店に行くと、ベビーカー同様、チャイルドシートもたくさん並んでいてよくわからないですよね?
大きく分けると、『乳児用』『幼児用』『学童用』となっています。
しかし、多くのお店に並んでいるのは
- 乳児・幼児兼用タイプ
- 幼児・学童兼用タイプ
- 買い替え不要の装着義務期間を全てまかなえるタイプ
この3タイプが基本です。
装着義務期間の6年間に何度も買い替えるのは大変ですよね。なので、1回どこかのタイミングで買い替えるか、全期間まかなえるタイプを購入するかになってきます。
新生児から使用できるチャイルドシート
乳児用
体重:新生児~13kg未満
身長:70cm以下
月齢:新生児~1歳頃まで
- 首が座っていないため寝かせるタイプ
- 後ろ向きに使用する『後ろ向き型』と横向きに使用する『ベッド型』がある
- 使用期間が短いが、キャリーやロッキングチェアなど使い分けができるものがある
よく街中で見かけるのが≫Combiグッドキャリーですね。1歳頃まで使用できるので、次は1歳から使用できるジュニアシートに買い替えが必要です。
乳児・幼児兼用タイプ
体重:新生児~18kg
身長:100cm以下
月齢:新生児~4歳頃まで
- リクライニング機能と取り外し可能なインナークッションによって長く使用できるタイプ
- 乳児期(約1歳頃まで)は『後ろ向き型』か『べッド型』で使用し、幼児期(1歳以降)は『前向きシート』として使用する
このタイプが一番多く販売されています。なのでこのタイプを購入された方の多くは、1歳もしくは3歳頃にジュニアシートに買い替える方がほとんどです。
後ろ向き型が主流ですが、≫Apricaのフラディアグロウはベッド型で有名です。呼吸をしやすくすることに重きを置いています。ベッド型にするには車内のスペースが多少必要になります。
後ろ向き型でコンパクト設計で有名なのは、≫Combiのクルムーヴスマートです。
赤ちゃんを乗せたときの見た目が、インナークッションに包まれていて苦しそう・・・と言う印象を受ける方もいるみたいですが、呼吸は苦しくないように設計されています。

Combiの営業さんお話を伺ったら、『ママのお腹の中に居た時の安心感』があるように作られているとの事でした!
乳児・幼児・学童兼用タイプ
体重:新生児~36kg
身長:135cm以下
月齢:新生児~10歳頃
- 乳児幼児兼用タイプと同じくリクライニング機能と取り外し可能なインナークッションによって長く使用できる
- ヘッドの位置を調節できる商品もあるため長く使用できる
これは、買い替えなしでずっと行きたい!と希望される方、たまに遊びに来るお孫さまのために準備するおじいちゃんおばあちゃんにおすすめです。
こんなに長い期間使用できるのに、価格は比較的お手頃です。
こちらに関してはおすすめ商品を紹介したものがありますので、こちらをご覧ください!
1歳頃から使用できるジュニアシート
乳児期の物を卒業してから前向きシートとして使用します。販売されている商品のほとんどは、幼児・学童兼用タイプになります。
体重:9~36kg
身長:135cm以下
年齢:1歳~10歳頃
- 年齢体重を目安にお子さまが1人で座れることが大前提
- 前向きで使用する
- 背もたれ部分と座面部分が分離できるものが多く、お子さまの成長に合わせて使用できる
最初の方にお伝えした通り、1歳までの乳児期用を使用していた方はこちらに買い替えが必要です。
あとは、2人目を妊娠された方がそれを機にジュニアシートを購入する事が多いです。生まれてくるお子さまに乳児用のチャイルドシートを使うので、1人目のお子さまにジュニアシートを準備するんですね。
ちゃこまる。個人的に、≫Combiのジョイトリップ、≫Apricaのエアライド、≫GRACO(グレコ)のエアポップ、≫カトージjoie(ジョイ―)エレベート、≫日本育児のトラベルベストがよく売れている印象です。
1歳からのジュニアシートは、ジュニアシート本体をシートベルトで座席に固定し、ジュニアシートに付いている5点式ベルトでお子さまを固定する仕組みです。

3歳から使用できるジュニアシート
こちらは学童用になります。
体重:15kg~36kg
身長:135cm以下
年齢:3歳~10歳頃
- 座面をあげて背の高さを補い、腰ベルトの位置をお子さまの腰の部分に合わせることによって、大人用シートベルトを使用できるようにするもの
こちらの3歳からのジュニアシートは、本体にお子さまを乗せて、シートベルトをそのまま使用します。

1歳からのジュニアシートを購入された方は、3歳頃に5点式ベルトを外して、イラストのような形で使用できます。

あくまでお子さまの体の大きさに合わせて使用してくださいね!
3歳になっても体が小さめのお子さまの場合は5点式ベルトはあった方がより安全です。新生児から使えるタイプのチャイルドシートを継続して使用して下さい。
買い替えの目安は、シートに座った時に頭のてっぺんがシートよりも上に出てきたら検討が必要です。
そしてこのタイプは、背もたれの部分も取り外して座面だけ使用することもできるので、こちらもお子さまの体の大きさに合わせて使用して下さい。
このタイプに変えた場合の難点は、『お子さまがすり抜ける可能性がある』ということです。

大人しく乗っててくれないのよねぇ。気付くと脱走してるの。ホント困っちゃう。
なんて話はよく聞きます。この3歳から使用できるジュニアシートにすると体の自由度は増すので、動きたくなってしまうんでしょうね。
お子さまの性格にもよりますが、言い聞かせて分かってもらえないことは子供にはつきものです。
安易に3歳になったからこちらのタイプに買い替えるのではなくて、しっかり座ってもらえるかもふまえて安全を第一に選んで下さい。
ジュニアシートに関しても詳しく解説した記事がありますので、参考にして下さい!
チャイルドシートの種類と使用月齢について:まとめ
チャイルドシートにも月齢ごとに数タイプあるという事がおわかりいただけたかと思います。長年販売員をしていての印象は、
- 新生児~4歳頃までのチャイルドシートを使用⇒その後、1歳か3歳のタイミングで買い替えを検討
- 買い替えなしで長く使えるタイプの物を用意する
- 1歳までの物を使用⇒1歳からのジュニアシートに買い替える
この流れが、現在では主流なように感じます。

あと、あまり知られていないんですが、実は車のシートベルトは身長約140cmから使用できる仕組みになっています。
なので義務として定められているのは満6歳ですが、体格も個人差があります。
実際は身長が140cm未満であれば、お子さまの安全のためチャイルドシートやジュニアシートを継続して使用して頂きたいんです。
そして肝心なのは、気になる機種が決まったら、各メーカーごとの『車種別適合表』で所有している車に装着可能か必ず調べてから購入して下さい!
お車によっては取り付けられないものもありますので、この確認は必ず行って下さいね!お店に行けば一覧表がありますし、各メーカーの公式サイトにも必ず記載がありますのですぐ調べられます。

ちなみに、自治体によってはチャイルドシート助成金制度・貸出システム・使用し終わったチャイルドシートの譲渡依頼制度など、様々なサービスがあります。
なので、お住まいの地域の自治体の制度も利用して、賢く無駄なく安全にチャイルドシートを使用して頂ければと思います。
妊娠・出産・育児に関するお得な情報
チャイルドシートのことだけじゃなく、妊娠・出産・育児全般に関する情報が欲しい!という方、たくさんいらっしゃると思います。
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