
こんにちは!ベビー用品売り場で約10年ほど販売員をしているちゃこまる。(@chacomaru_baby)です!ご覧いただきありがとうございます。

そろそろ出産予定日が近づいてきたんだけど、入院の準備って実際どうしたらいいの?
妊娠7~8ヶ月頃になると、入院準備を始められる方が多いと思います。
自治体や病院で開催されるパパママ教室に参加したり、そういったイベントには参加していなくても『入院準備リスト』のような冊子はいくつか手に入れる機会はあると思います。
分からないことだらけだと、色んなものを集めて見比べたりしませんか?
色んな冊子や情報と比較して、自分に合った❝最適解❞が見つけられるのがベストですが、実際問題、たくさん情報がある中で『本当に必要なものって結局どれなの?』とお困りではないですか?

実際2人の子供を別々の病院で出産した経験と、約10年販売員をしてきてたくさんの妊婦さんとお話してきたちゃこまるに準備のお手伝いをさせて下さい!
- 入院する際に必ず持っていくべきアイテム7つ!
- 必ずではないけれど、あったら尚良いアイテム3つ!
- 冊子には必要と書いてあるけれど、実際いらないアイテム3つ!
こちらで学んで、無駄な準備をせずにスムーズに赤ちゃんとの対面に備えましょう!
準備をする前に確認しておくこと
まずは、入院予定の病院で配られた用紙をよく読みましょう。
入院する際に、入院準備品としてある程度のアイテムが入ったバッグを一式渡される病院もありますし、全て自分で用意して下さいという病院もあります。
実際ちゃこまるが出産した際は下記のような感じでした。
息子を出産した病院⇒大規模総合病院
8ヶ月頃の健診の際に大きなバックを渡されました。
ちゃんとその前の健診で『次の健診でバッグ渡すから、帰る時に荷物が増えちゃうから旦那さんと来るとか、車で来るとか考えておいてね~』と言って頂きました。
当時、健診の際は平日に1人で電車に乗って病院に行っていたんですが、電車で通っている事を看護師さんや助産師さんに話していたのでそう言ってもらえたのかもしれません。

行く度にフレンドリーにして下さる先生と看護師さんや助産師さん達ばかりで、いつも1人で通っていたちゃこまるにはありがたかったです。
※下記の各アイテムの詳しい説明は実際の準備品の所でご説明します。
【バッグの中身】
- T字帯
- 産褥ショーツ2枚
- 母乳パッド5個
- 清浄綿1箱
- 試供品のスティックミルク(和光堂・明治・森永それぞれ1本)
そしてプリントが入っており、入院中に病院から出されるため持ってこなくて良い物が記入されていました。
【持ってこなくても良い物リスト】
- 赤ちゃんの入院中のオムツ(パンパース使用)
- 赤ちゃんの衣類(退院時は自分で用意)
- パジャマ(病衣ではなく自分で用意したものが良い方は自分で用意)
- 哺乳瓶(ミルクになったとしても病院ですべて用意)
- 授乳クッション(ドーナツクッション)
入院中の赤ちゃんの衣類は病棟の廊下の棚に用意してあって、そこから自由に持って行って着替えさせる仕組みになっていたので洗濯の心配がなくて良かったです。
ママさんのパジャマもそこに置いてあって、病衣で良い方はずっとそれを着ていました。私は事前にその病衣を触ってみて硬くて触り心地が悪かったので自分で用意しました。
娘を出産した病院⇒市立病院
息子を産んでから引越しをしてしまっていたため、同じ病院では出産できませんでした。
そして近所の産婦人科に通っていてそこではお産をやっていなかったので、8ヶ月で隣の市の市立病院に転院しました。(住んでいた市の市立病院は産科の医師不足でお産ができず隣の市になりました。)
ここでは小さな紙袋が渡されました。
【紙袋の中身】
- 試供品の母乳パッド5枚
- 試供品のミルク
- 試供品のオムツ
- たくさんのプリント
ここまで違う?というような感じで戸惑ったのを覚えています。試供品ばかりでした(笑)。
しかし、そのたくさんのプリントを見てみると、お産用ナプキンは病院で出るため買う必要はなく、T字帯も1枚はお産した日に病院から出るなど記載がありました。前回同様、不要な物も記入されてました。
【持ってこなくて良い物リスト】
- 赤ちゃんのオムツ
- スリッパ(自分のが良い方は用意して下さい)
- 赤ちゃんのミルク用品(ミルクになった場合病院で用意)
それでも2つの病院の差に当時ビックリしたのを覚えています。
入院の際の必須アイテム
病院から支給されるかされないか、違いはあれど、入院の際に必ずなければならないものはそこまで大きくは変わりません。
支給されたものがある方はそれをしっかりチェックして、ダブって用意してしまわない様に気を付けましょう。
同じく入院中に病院から出されるものがある場合もダブって用意してしまわない様にして下さいね。
それでは参りましょう!
産褥ショーツ
出産後の悪露を処理するため、股下のクロッチ部分がマジックテープになっていて開閉可能。お産用ナプキンの交換や産後の診察時にショーツを脱ぐ必要がなく便利。
産褥ショーツ3枚と、妊娠前から使用していたサニタリーショーツ(2~3枚)を持参すれば入院期間中は問題なく過ごせる。
こちらはサイドもマジックテープになっている帝王切開の方のための産褥ショーツ。
事前に帝王切開と分かっている場合はこちらを準備。
急遽帝王切開になってしまい、こちらの産褥ショーツを家族に用意してもらうよう頼まれた方は『お腹も股下も両方開くやつ!』と言ってお店の店員さんに言うようにすれば大丈夫。
このショーツはお産の時しか使用しないので、なるべくお安く準備したいところです。2人目、3人目を考えている方は是非取っておいてくださいね!

だいたい、病室の自分のベッドで寝たまま悪露の状態を確認されます。出産後~3日間ほど、産褥ショーツとお産パッド、4日目位からサニタリーショーツと生理用ナプキンでなんとかなります。(個人差はあり)
お産用ナプキン
病院によっては、Mサイズのお産パッドは生理用ナプキンの夜用でも大丈夫と言ってもらえるそうです。

私は1人目の時に余った物を2人目の時に使い、あとは夜用ナプキンも持参していたのでそれで代用しました。
悪露の状態は本当に個人差がありますが、1パックずつで問題ないです。生理用ナプキンは夜用と多い昼用あたりを5枚ずつ持っていったら足りました。
大きい病院だったら売店もありますし、本当に足りなくなったら病院側が出してくれます。大丈夫です!
授乳口付きパジャマ
前開き、ロングタイプが基本。
両サイドに授乳口が付いていて、ボタンがないのでサッとずらして授乳可能。
パンツはウエスト調節機能があるため、産前からも問題なく使用できる。
寒い冬場は、ここにパーカーやカーディガンなどを合わせると良い。
出産する季節で長袖か半袖か決めて下さい。夏場でもエアコンの風が気になる方は長袖が良いかもしれません。
洗い替えも踏まえて、できたら2枚は用意してもらいたいところです。入院中だけではなく、妊娠前から準備して使用しても良いでしょう。
授乳機能付きブラジャー
出産前から用意していたマタニティブラでもよいが、入院時は締め付けのない物の方がおすすめ。
慣れない出産で体調が優れないこともあるので、ハーフトップタイプがあるとなお良い。
最低2枚、洗い替えや多めに用意したい方はまず4枚。
別々に選ぶのは面倒!という方におすすめの、ハーフトップと産褥ショーツのセット。
余計なものは買いたくない!という方にはとりあえずこれだけあれば入院時は問題なくすごせるセット。
妊娠したら準備するマタニティブラを購入済みの方はそれを持って行ってください。
マタニティブラの必要性についてはこちら≫マタニティブラはいつから必要?不要?買うとしたらいつから?こちらに詳しく説明させて頂いております。

出産してお腹も痛いし、下腹部も痛いので、上半身はせめて締め付けずにリラックスさせてください。
母乳パッド
- 1枚当たりの単価が気になる方はお買い得なdaccoのマミーパッド
- 多くのママさんが使用しているのがピジョンのフィットアップ
- 敏感肌の方は肌触り抜群のムーニー贅沢プレミアム
入院時は1パック持参で問題ないです。出産前から乳汁が出ている方は、赤ちゃんに吸ってもらったらさらに母乳の出が良くなる場合もあるので、たくさん入ってるものを選ぶと良いでしょう。
妊娠してから体質が変わり、敏感肌になって荒れやすい等の肌トラブルが目立つ場合は少し値が張っても素材の良い物を選びましょう。
T字帯

『ふんどし』って書かれるとなんか萎えますね・・・。
横の紐と縦の布地がアルファベットの『T』だからT字帯です。特に入院経験などがなければ初めてお目にかかる品ではないでしょうか。
出産直後、T字帯とお産用ナプキンLを当ててもらいます。産褥ショーツに履き替えるタイミングは看護師さんや助産師さんが教えてくれるので安心して下さい。
ウエストニッパー・骨盤ベルト
こちらの記事でも詳しく説明していますが、産後すぐから開いた骨盤を基に戻すために、ソフトタイプのウエストニッパーや骨盤ベルトは必要です。
【犬印 産後すぐニッパー】
助産師さんにも着脱してもらいやすい特許構造で、出産直後から寝たままでも装着できる優れもの!
柔らかい素材で作られているので、寝ているときにも使用可能。
【ピジョン 産後初めてセット】
骨盤サポーターと骨盤ベルトがセットになった便利品。
腹巻タイプの骨盤サポーター、骨盤ベルト、それぞれ単品でも使用でき、2つ合わせて使用もできるので3通りの使い方ができる。
わざわざ骨盤サポーターと骨盤ベルトを別々に買う必要なし。
入院前に、出産後すぐに骨盤ベルトなどを付けて良いか病院に確認しておくことは必要になりますが、用意しておくべきだと思っています。
病院からのリストには『用意しても可』のように、必須事項としては書かれていないところが多いような印象を持ちますが、本当に開いた骨盤はいち早く戻すべきだと思います。

1人目でここを怠った私は、産後の尿漏れ、ぽっこりお腹、そして腰痛に悩まされました。
なにより辛かったのは尿漏れです。くしゃみをしただけで、悲しい事態・・・。思い出すだけで泣けてきます。
ただ、伸び切ったお腹には多少産後リフォームインナーは苦しく感じることもあると思います。でも開いた骨盤は締めましょう。
体調が優れない時はもちろん使用は辞めた方が良いですが、そうでなければ装着することに慣れるべきだと思っています。
洗い替え用の枚数の考え方
複数枚用意しなくてはならないものに関して、『何枚用意したらいいんでしょう?』と売り場でもよく聞かれます。その時はこうご案内しています。

ご自身の今の洗濯のローテーションを思い浮かべて下さい!週に何回お洗濯しますか?出産したら何回お洗濯できそうですか?それで枚数を一緒に決めていきましょう!
- 毎日洗濯する方⇒2.3枚
- まとめて洗濯する方⇒3~7枚
というように、実際を思い浮かべたらなんとなく見えてくると思います。
例えば、洗濯は週末まとめて行っていた方が、産休や育休に入ってお家に居る時間が増えて洗濯回数が今までより確保できそうなら以前ほどたくさん用意しなくても大丈夫です。
逆に毎日洗濯をしていた方が、出産を機に、赤ちゃんのお世話に時間が取られるためまとめて洗濯をするようになったという場合もあります。
案外『必要枚数』に意識が行きがちで、『どれだけ洗濯できるか』が抜け落ちてしまうので、ここはポイントだと考えています。
あったら便利な3アイテム
ここからは、実際持って行って良かった!と思うもの、持って行けば良かったと後悔したものなど実体験も入っております。
ペットボトルストロー

私は紙パックのお茶を飲んでたんですが、痛みで紙パックを握りつぶし、病衣を濡らすという騒ぎを起こしました。
シンプルなものでも、お気に入りのキャラクターの物でも、お好きなデザインを準備していただけたらと思います。
1人目で失敗したので、2人目の時は持っていきました。入院中も自分で購入した飲み物には付けていました。
同じ病室内で1つの冷蔵を共有使用だったので、冷蔵庫に入れるものには名前をかかなければいけないんですが、ペットボトルストローが他の人とかぶってないとパっと見でわかるという便利さもありました。
靴下・ルームソックス・着圧ソックス
これは入院する季節にもよりますが、冬場は必須、夏場はエアコンからの冷えを予防するために薄手の靴下を2~3足用意しましょう。

妊娠前から着圧ソックスのお世話になっている方は、妊娠してからもむくみに悩まされますので、絶対準備して良いと思います。
ガーゼハンカチ
白無地の10枚入り・20枚入りは比較的安価で購入できます。
『真っ白はちょっと寂しいな・・・。』と思う方はお気に入りの絵柄を見つけてみて下さいね♪

生まれてからも必ず使いますし、お出かけ時にも頻繁に使っていたら気付くと落として失くしていることも多々ありました。まとめて買ったのでたくさんあって助かりました。
不要アイテム:実体験に基づきます
清浄綿
1人目の時に使い切らずに、2人目でも使用しましたが、それでも使い切らず余ってしまいました。
最初のうちは授乳する度に自分の乳頭を清浄綿で拭いていたんですが、やはり段々面倒になってくるんですよね。

眠いときとか疲れてるときにわざわざフィルムを切って、取り出して拭いて、フィルムと使い終わった脱脂綿を分別して捨てるって事が私個人的には省きたい作業でした。
ガーゼをちょっと濡らして拭くなどで代用できると思います。
『きちんと毎回きれいにしたい!』という方はだいたい1箱100枚ほど入っているので是非使って下さい。
アフガン(おくるみ)
退院時の赤ちゃんの洋服一式と一緒に準備したんですが、包んで車まで行って、チャイルドシートに乗せる時に外すのに手間取りました。
退院時の入院代金の清算を旦那さんにしてもらっている間、抱っこして座って待っていたので、抱っこしてる自分が暑くて困りました。
きっと包まれている我が子も暑かったんだろうなと今となっては思います。なかなか厚みがあるため、バッグ内も圧迫しました。
お宮参りの時にアフガンに包れている赤ちゃんもよく見かけますが、寒い時期ならあってもいいかもしれませんが、わざわざ購入しなくても良いと思っています。
でもリストに書いてあるしあった方がいいと思うんだけど・・・とお考えの方はこちらはいかがでしょう?
ガーゼのおくるみだと、使用バリエーションが豊富です。
普段の抱っこの際に包んで赤ちゃんをあやして寝てしまったらそのままお布団に置けば掛布団もいりません。
お出かけの時もサッとベビーカーなどにかけることもできます。沐浴の際もこちらで拭き上げて問題ないです。
畳んだ時も場所を取らないので、出産後のお出かけは荷物が増えるので薄手のもので十分だと思います。
裾除け
未だに出産準備リストを更新していない病院のプリントには記載があることが多いです。
実際使ったという方を見かけませんし、私の売り場にも一応準備はありますが、全然売れてません・・・。
入院準備品:まとめ
いかがでしたでしょうか?なんとなくですがイメージは掴めましたか?
赤ちゃんとのご対面に向けて楽しく準備していきましょう!ではおさらいをします。
【必須アイテム】
- 産褥ショーツ(2~3枚と妊娠前からのサニタリーショーツ)
- お産用ナプキン(MサイズLサイズ1パックずつ)
- 授乳口付きパジャマ(洗い替えに2枚あるとなお良い)
- 授乳機能付きブラジャー(セット販売でまとめて購入するとお買い得)
- 母乳パッド(とりあえず1パック)
- T字帯(1つで良い)
- ウエストニッパー・骨盤ベルト(妊娠前から使えるものだと経済的)
【あったら便利なアイテム】
- ペットボトル用ストロー(100均のでもいいから持っていこう!)
- 靴下・ルームソックス・着圧ソックス(冷えは大敵)
- ガーゼハンカチ(何枚あっても困りません)
【不要なアイテム】※無理に用意しなくても良いと考えて下さい。
- おくるみ(冬場は合っても良いかもしれない)
- 清浄綿(必要だと思ってから購入でも良い)
- 裾除け(古い病院のリストからは削除されている)
ここまで来たら、あとはバッグに詰めるだけです。ボストンバッグや小旅行用のキャリーケースなどに試しに詰めてみて下さい。
他にも母子手帳や入院中のママさんのスキンケア用品、歯ブラシやコップ、スマホの充電器、タオル等々、細々したものも入れると思うので、体調の良いときに準備をしてお部屋の隅に置いておきましょう。

1人目の時は通常通りに陣痛が来て病院へ行って・・・となりましたが、2人目の時は先に破水をしてしまって急いで病院に行ったので、バッグにまとめておいて大正解でした。
万が一、予期せぬ入院になることもあります。とりあえず家族の方にバッグごと持ってきてもらえるようにしておいた方が良いです。
赤ちゃんとの対面を想像しながら楽しく準備を進めていきましょう!
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